隆慶一郎の死ぬことと見つけたりを紹介させていただきます。
武士は武士でも戦闘特化武士の物語です。
武士とはこうあるべきという考え方の1つとして究極版です。
死ぬことと見つけたり 上
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隆 慶一郎 新潮社 2007年09月
おすすめポイント
貫く生き方
大衆迎合では無いですが、時代という流れを理解しつつも自分の生き方を貫きます。
その貫き方がぶっ飛んでいます。
現代では武士というもの失われたので、強く感じるのかもしれません。
主人公はその時代のですらほとんど失われた生き方を貫きます。
優しさを残しつつも厳しい
家族への愛情を持ちつつも、非常に不器用です。
子供へ自分ができることを精一杯伝えることで気持ちを伝えるのです。
手段としてはやはりぶっ飛んでます。
主人公の強さ
主人公は戦闘力が非常に高いです。
しかし、常に死を身近においたその価値観は戦闘力の高さだけでは測れません。
時代小説ならではとも言える感覚に戦慄します。
死ぬことと見つけたり 上
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隆 慶一郎 新潮社 2007年09月
ちょっと気になるかも
未完
作者逝去により未完結となっています。
完結作品以外はダメな方には向きません。
描写は生々しい
激しい戦闘描写や大人の関係も出てきます。
高校生以上にお勧めします。