散々語り継がれている名作なのでラノベ・なろう小説好きに向けてのアピールを。
文庫、漫画、実写、アニメと大人気ゆえに様々なメディア展開されていますが、やはり原点の文庫を読んでいただきたい。
強い主人公、個性的な仲間たち、ギルド?(行政機関)の立ち回り等が詰まっています。
鬼平犯科帳 決定版(一)
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池波 正太郎 文藝春秋 2016年12月31日頃
おすすめポイント
主人公が強い
家庭環境から少し道を踏み外しかけていましたが、真っ当に修行して作中でもトップクラスの強さを誇っています。
主人公の弱さが読んでいて辛くなることはありません。
ギルド(組織)の戦い
火つけ盗賊改め方と言う、実在した組織のトップが主人公です。
乱暴な言い方をすると、警察+軍なので捜査と戦いも熱くて楽しい!
敵方も犯罪組織だけでなく、別の行政組織などもあり頭も使った緻密な情報戦も有ます。
食べ物が魅力的
一時期流行った食レポ?系小説の原点と言っても過言ではないほど食の描写が緻密。
気軽に再現できない料理が多いですが、実在の料理なのでいつか食べたいと思わせてくれます。
年配者との話題になる
鬼平犯科帳、略して鬼平のファンは幅広いですが出版年からしてファン層はかなり高めです。
その分、会話のネタに困る層との話題には最適です。
軽めの文章で読みやすい
時代小説の中には濃厚な描写が売りの物もありますが、どちらかというと基本はあっさり気味。
たまにガツンと文字が詰まってきますが基本はページを見ても白い部分が多いので拒否反応は起き難いと思います。
舞台が想像しやすい、覚えやすい
ファンタジー系は登場人物や地名がこんがらがってきたりしますが、舞台は日本なので地名は問題無しです。登場人物は昔の名前なのでとっつきにくい部分もありつつ、あだ名などで分かりやすい人物も多いです。
鬼平犯科帳 決定版(一)
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池波 正太郎 文藝春秋 2016年12月31日頃
合わないかもポイント
和風というか、そのまま日本
和洋折衷などではなく、純日本です。和風話が苦手な方は厳しいです。
大人の話もあり
一般の文庫ですが、大人な関係もあるので高校生以上推奨です。