殺人事件ばかり起こる推理小説は多いですが、この作品は違います。
たまには起こりますが、作者はコンゲーム(騙し合い)が好きなのでそっちの割合も多いのです。
ワクワクしながら読める推理コミックとして一押しです。
※題名が「Q.E.D.iff 証明終了」は続編です
Q.E.D.証明終了(1)
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加藤元浩 講談社 1998年12月14日
データ
作者「加藤元浩」、代表作「C.M.B.森羅博物館の事件目録」「ロケットマン」
出版「講談社」、連載「月刊マガジン」
おすすめポイント
異色の推理まんが
「金田一少年の事件簿」「名探偵コナン」は私も大好きです。
ですが、この作品は上記の作品と比べるとかなり雰囲気が違います。
本当の刑事事件もありますが、身内のドタバタ劇推理などの割合が高くなっています。
また、大掛かりな犯罪組織などは無く、連続性のあるお話もごくわずかです。
殺人事件の推理を飽食気味の人に読んでもらいたいですね。
興味の無い(嫌い)な数学の推理も面白い
「数学など無駄な知識」とテストの点数が悪い言い訳を吐いていた私ですが、この作品の推理には数学が絡む事件が多く登場します。
実際の事象として数学知識が解説されていると、正直理解は出来ていないのですが「なるほど、数学って面白いかも」と私も騙されてしまいます。
数学が好きな方は深く、嫌いな方は分かった気分を味わえて楽しいかも。
一話完結
月刊誌に連載されていたこともあり、基本的に一話で完結します。
コミックでもほぼ1巻に2話となります。
非常に読みやすく、話が長すぎて訳が分からなくなることがありません。
気になっちゃうかも
絵柄の変化が著しい
初期は非常に書き込まれた、繊細な絵なのです。しかし最近の絵にその面影はありません。
絵柄の変化を許容できないと読み続けられません。
Q.E.D.証明終了(1)
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加藤元浩 講談社 1998年12月14日
他メディア
ドラマ
大根役者にも限度があると思える出来でした。