三国志を舞台にした、主人公召喚ものバトル漫画です。
なんだ粗製乱造の「なろう漫画」かと勘違いしないでいただきたい。
出版は1993年であり、月刊少年マガジンで連載されていた一流の漫画です。
どちらかと言うと「キングダム」系統の個人戦重視でしょうか。
データ
作者「山原義人」
出版「講談社」、連載「月刊少年マガジン」
※副題がついた続編が連載中となってます。
おすすめポイント
武将同士のムキムキバトル
気の概念があったりと、完全リアル系バトル漫画ではございません。
しかし、力や技のぶつかり合いは本物?さながらの大迫力。
繊細な線を非常に綿密に書いているのに、美しく濃い武将達を描いていています。
読む「三国無双」(※美化しすぎの三国志ゲーム)と思えるバトルシーンはたまりませんな。
史実での有名武将の戦いに割って入る主人公の武力の高さも無理矢理でカッコイイ!
竜の子、竜の軍師
主人公たちは戦略・戦術・政治に翻弄されます。
有名な戦い(赤壁の戦い等)の中にこんな人が居たらこうなるのかと変化が楽します。
基本的に未来の出来事を知っている主人公のもどかしさが、こっちにも移ってきてしまいます。
好きな武将の悲劇は悲しすぎるのですよ・・・
服装が丁寧
丁寧、と書くと三国志の武将の名前みたいですが名詞ではなく、きちんと描いていると言う方の意味です。
いい加減なとんでも服を真面目に描いている漫画も多いですが、この作品はきちんと普通の服と個性を際立たせるなんちゃって服を描き分けているように思えます。
気になっちゃうかも
滅茶苦茶長い、そしていつ終わるの?
冒頭で1993年に第1巻が発売と書きましたが、2020年現在でも完結していません。
つまり27年以上の続いているということ。
ちょっと本当に完結するのか心配になってきています。