ちょうど今頃大ブームの「婚約破棄のざまぁ系」と思わせておいて、
濃密な人間通しの交流がとてもおもしろい作品です。
ねっとりでは無く、流しそうめんのようにサラッとですが猛烈に流れていきます。
※Kindle版アソシエイト・プログラムを下記と最下部に貼っていますが、非常に高額です。
大ファンになるまではセール中のご購入をオススメいたします。
データ
作者「甘岸久弥」、代表作「魔導具師ダリヤはうつむかない」
おすすめポイント
1.なろう小説としてトップクラスの文章力
まず、大前提となる文章の出来が非常に良いです。
よく言われる「なろう小説レベル」ではなく、
ちゃんと文庫化されても可笑しくないレベルです。
そのため情景が思い浮かべられるようなシーンが多いために、
アニメ化のハードルが大きく上がったかもしれません。
2.人間が生き生きしている
出だしが婚約破棄のざまぁ系現代知識無双なのですが、
それは前菜です。
派手な戦闘シーンもありませんが、
登場人物が非常に生き生き交流しています。
胸糞悪い展開は序盤だけで、
ざまぁ後に良い意味で良い人たちの生き生きを楽しめるのでご安心下さい。
3.小説家になろう掲載分で95%は楽しめます
小説家になろうで連載中かつ、
MFブックスにて販売中となります。
元々の文章量が高いので加筆修正前の、
なろうで読める分でも95%の面白さは味わえます。
ただし、うっかりセール中だからと言ってMFブックス版を買ってしまうと・・・
加筆修正された点や最後の読み切りが面白い!
残りの5%の面白さを求めて1300円ぐらいする高い本を買い続けることになるかも。
まとめ
個人的には今?ちょっと前から?イチオシの小説。
毎週土曜日になろうで更新されるのが待ち遠しぐらい面白いです。
売っている本は高いので、まずはなろうで読んでみて下さい。
他メディア
アニメ化はされていますが、見ると「この作品の価値を見誤る残念な出来」です。
小説を読み終えてから鑑賞することをオススメいたします。
コミックは・・・悪くはないです。
本編と完全に同じ時間軸の外伝も面白いです。