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【熱い将棋と嫌悪感のハーモニー】りゅうおうのおしごと!【小説】

小説

将棋は駒の動かし方しか知りません。
でも、なんでこんなにも熱い気持ちが伝わってくるんだろう。
未経験スポーツの漫画を読んでいるような、あっつううい将棋の漫画です。

データ

作者「白鳥士郎」

出版「SBクリエイティブ」文庫「GA文庫」

おすすめポイント

アチチチの将棋バトル

変なタイトルを付けていますが、とんでも将棋バトルではありません。

きちんとした将棋のルールで戦っています。

正直言って戦術の凄さについてはイマイチ頭が追い付きませんが、それでも衝撃が伝わってくる表現があり熱くてなってしまいます。

人生をかけている将棋というものはここまで恐ろしいのかと震えがきてしまうほどです。

人間模様

当然将棋を指すのは人間なのですが、人間的な感情へもかなり深く掘り下げています。

一般的に良く取り上げられるのが、プロになるための年齢制限です。

年齢制限の話はかなり深く食い込んできますが、それだけではありません。

プロへと至る原動力、道筋、挫折、人生の終焉など様々なこと感じさせてくれます。

藤井聡太と重ねる

内容的に藤井聡太がモチーフと捉えられる内容もありますが、2015年発売なので違います。

「事実は小説より奇なり」を実現してしまっているの現在の将棋界です。

だからこそ、この作品の中の物語にリアリティも加わり、より感情を込めて読むことが出来ました。

気になっちゃうかも

生理的に受け付けない表現も

小学生の弟子とその仲間の扱いが気持ち悪いです。

物語の一部を切って捨てる読み方が出来る人ならば合わなくても平気かもしれませんね。

他メディア

アニメ化してますが未視聴です。