宇宙の設定、戦闘艦、宇宙人などを自分の頭で考えたことが無い人は居るでしょうか?
ぼんやりとでも良いのならば思い浮かべた方は多いでしょう。
この作品は私が考えた設定という枠の究極版です。
「言語まで考えちゃいました」というオリジナリティ溢れるライトSFです。
データ
作者「森岡 浩之」
出版「早川書房」、「ハヤカワ文庫」
おすすめポイント
設定が面白い
アーヴというオリジナルの種族が出てきますが、滅茶苦茶に濃い設定です。
生活習慣や法律、言語などが細かく作られています。
人間やその他の種族との文化の違いなど、驚くべき細かさなのですが理解しやすいエピソードや文章なので読むことが苦痛にはなりません。
ボーイ・ミッツ・ガールの「紋章編」と組織の「戦旗編」
主人公達の出会いと、成長を描いた「紋章編」は文句なしのボーイ・ミッツ・ガール最高クラスでした。
これほどのインパクトはなかなかありません。
ちょっぴり成長してからの「戦旗編」は打って変わって、組織がメインです。
熱くて泣ける艦隊戦と政治力が試されます。
完結済みです
作者の方が物凄い遅筆で何年も待ったりしていましたが、今はとりあえずの完結をしています。
一気に読めるので未読の方は安心して読み始めて下さい。
気になっちゃうかも
作者の世界です
作者の世界について行く必要があります。
読みにくくは無いのですが、完全オリジナル世界が苦手な方は慣れることが出来るか心配です。
他メディア
アニメ化されており、この作品の魅力が凝縮されておりおススメです。
本当にアニメ化されるとは思いませんでした。
コミックもありますが未読のためコメントできません。